臨床検査技師・診療放射線技師の転職サイトを公開データで比べる

※この記事にはアフィリエイト広告(成果報酬型広告)を含む場合があります。確認日:2026年10月27日

結論

技師職は「024 医療技術者」の区分に入る

転職サービスの多くは「有料職業紹介」という国の許可を受けた事業です。厚生労働省の「人材サービス総合サイト」では、許可番号ごとの「事業所詳細」ページで、就職者数・6か月以内の離職者数・手数料実績率などが公開されています。手数料実績率は、求人企業が払った手数料が就職した人の年収見込みの何%だったかを示す数字で、求職者が払うお金ではありません。

職種の区分は「厚生労働省編職業分類」によります。技師職が入る中分類は次のとおりです。

中分類小分類
024 医療技術者024-01 診療放射線技師、024-02 臨床工学技士、024-03 臨床検査技師
024-04 理学療法士、024-05 作業療法士、024-06 視能訓練士、024-07 言語聴覚士、024-08 歯科衛生士、024-09 歯科技工士

つまり「024」の数字は、リハビリ職や歯科衛生士などとまとめた値です。紹介会社によっては、リハビリ職の紹介が中心のこともあります。

「未掲載」がゼロではない理由

厚生労働省の説明では、手数料実績率を公開するのは常用就職が多い上位5職種までで、年間の常用就職が10件以下の職種は除かれるとされています。看護師や介護職を多く紹介する会社では、技師職が上位5職種に入らず、欄に出てこないことがよくあります。

また、厚生労働省の職種別のまとめ資料で平均値が示されているのは、医師・看護・保育・介護などです。医療技術者の平均は見当たりませんでした。そのため技師職は、他職種よりも「各社の詳細ページを自分で見る」ことが大切です。

各社の詳細ページで探す手順

  1. サービスの公式サイトで「厚生労働大臣許可」の番号(例:13-ユ-000000)を確認します。
  2. 人材サービス総合サイトの「職業紹介事業」検索で、都道府県に「全国」を選び、許可番号か事業主名で検索します。
  3. 事業所詳細の「その②」の欄で「024 医療技術者」があるかを見ます。ここが手数料実績率の上位5職種です。
  4. その下の「取扱業務の職種別の手数料実績率および離職率」の欄で「医療技術者」があるかを見ます。医療・介護・保育分野の職種別の数字が出る欄です。
  5. 就職者の表で「うち無期」「離職者数」「離職が判明せず」を同じ年度で見ます。

許可番号の見方は許可番号の確認方法、職種ごとの手数料率と離職率の違いは職種別の手数料率と離職率で説明しています。

医療系の主な転職サービスの公開データ(五十音順)

臨床検査技師・診療放射線技師の求人を扱う、または「医療技術者」の実績を公開しているサービスを並べました。いずれも人材サービス総合サイトの事業所詳細(令和8年10月1日現在の掲載)で確認しています。率は掲載の人数から計算し、小数第2位を四捨五入しました。

サービス運営会社(許可番号)年度無期就職者6か月以内離職(率)判明せず(率)「024 医療技術者」の実績率(令和7年度)
コメディカルドットコムセカンドラボ株式会社(13-ユ-306788)令和7年度0人0人0人掲載なし
ジョブメドレー株式会社メドレー(13-ユ-304334)令和7年度247人13人(5.3%)0人(0.0%)掲載なし
doda(転職エージェント)パーソルキャリア株式会社(13-ユ-304785)令和6年度58,056人3,188人(5.5%)56人(0.1%)掲載なし
マイナビコメディカル株式会社マイナビ(13-ユ-080554)令和6年度27,895人3,306人(11.9%)5,169人(18.5%)24.8%
レバウェルレバウェル株式会社(13-ユ-309623)令和6年度25,141人3,118人(12.4%)21人(0.1%)27.5%

※数字は運営会社(許可番号)全体の実績で、技師職だけの数字ではありません。マイナビは看護師・薬剤師・保育士・一般の転職なども同じ許可番号で集計されています。
※「年度」は離職者数が載っている最新の年度です。
※5社とも返戻金制度は「有」の表示です。
※職種別の「医療技術者」の欄(手数料実績率および離職率)は、5社とも表示がありませんでした。
※レバウェルの公式トップページで確認できたのは看護・介護・保育などのサービスです。技師職の扱いは公式でご確認ください。
※コメディカルドットコムの運営会社名は公式サイトの会社情報(セカンドラボ株式会社)と所在地で照合しました。

読み方のポイントです。

全体の比較は転職エージェント公開データ一覧、数字の読み方は公開データの読み方にまとめています。

勤め先ごとに確かめたいこと

公開データは会社全体の数字です。技師職は、勤め先によって働き方が変わります。面談では次の点を確かめましょう。

勤め先確かめたいこと
病院夜勤・当直やオンコールの有無、担当する検査・撮影の範囲、技師の人数
健診センター・クリニック巡回健診(健診車)の有無、出張の範囲、繁忙期の残業
企業(治験・医療機器メーカーなど)資格が必要な仕事か、営業や事務の割合、転勤の有無

企業への転職では、医療系の専門サービスより総合型の会社に求人がある場合もあります。仕事の内容は臨床検査技師、診療放射線技師、臨床工学技士のページを見てください。

よくある質問

Q. 臨床検査技師だけの離職率は調べられますか?
A. 人材サービス総合サイトでは、技師だけの区分の数字は公開されていません。最も近いのは「024 医療技術者」の欄です。

Q. 「024 医療技術者」の欄がない会社は、技師の紹介をしていないのですか?
A. そうとは限りません。手数料実績率は上位5職種までしか載らないため、看護師などが多い会社では技師職が欄に出ないことがあります。

Q. 医療系の専門サービスと総合型、どちらを使えばよいですか?
A. 公開データだけでは決められません。病院や健診センターなら医療系、企業への転職も考えるなら総合型も、というように希望に合わせて選び、許可番号と数字を確かめてください。

参考にした情報(確認日:2026年10月27日)

ダラシロ
ダラシロのひとこと

給料と、帰ってからの時間。両方並べてみよう。