年収は本当に業種に左右されるのか？

年収は、一定は業種に左右される

市場価値のコラムにて、「年収が高い=市場価値が高い」とは一概には言えないと記載しましたが、果たして年収は本当に業種に左右されるのかをデータを基に今回は見ていきたいと思います。

本データは、CLABELを参照していますので、そちらも是非見てみてください。

以下、企業別年収ランキングTOP30のリストになります。（対象3,677社で業種は100超）

上記を見ると分かるように、一定の偏りがある事は一目瞭然です。
M＆Aコンサルとアセットマネジメントを広義の金融サービスと捉えると、

• 金融サービスで、7社
• テレビで、5社
• 商社で、4社
• 不動産で4社

という分かりやすい結果になります。

市場価値のコラムでも記載しましたが、年収は、業界の構造（例えば、在庫がなく粗利率が高い/客単価・製品の単価が高い/既得権益化されて価格競争にさらされにくい等）に左右されます。

もし、年収を一番の目的にするのであれば、当該業種に身を置き、ポジションを上げていくことが一番の近道になります（新卒だけ採用、中途の採用中心など特徴もあるので、それは、本サービスの転職推移を見てください）。

ただし、このトレンドが何年も続くかは別の話です。
最近でも、中小M＆A手数料で高い手数料に対する指針を経済産業省が出しましたし、TV業界等も、スマホメディア等によって今後変わってくる可能性があります（広告出稿費が、TVよりもネットが高くなった等）

そのため、市場価値を高めて、業界構造が変わった時に、どこでも求められる人材像を目指していく事も、合わせて考えておく事をお勧めします。